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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記> ツール・ド・おきなわ 体調不良 遠かった勝利

優勝には届かなかったが、世界レベルの力を有する増田(中)、雨沢(左)の両選手が万全の状態で臨む来季には大きな期待が持てる=12日、沖縄県で

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 国内ロードレースの今季最終戦となる、国際自転車競技連合(UCI)公認の国際レース「ツール・ド・おきなわ」が十二日、沖縄県名護市を中心とする同県北部地域で開催された。

 宇都宮ブリッツェンは昨年のレースで、増田成幸選手が終盤に圧巻の独走劇を見せ、自身二度目となる優勝。しかし、その増田選手は現在、病気からの復帰途上。今年は、二十三歳以下日本代表の欧州遠征で一回り成長した雨沢毅明選手をエースに、連覇を目指してレースに臨んだ。

 レースはスタート直後に六人の逃げ集団が形成される展開。折り返しとなる百キロを過ぎた段階で、逃げ集団とメイン集団とのタイム差は約17分にまで広がった。

 ブリッツェンは小野寺玲選手が他チームの選手と協調してメイン集団のペースアップを開始。残り六十キロの段階で逃げ集団を吸収して終盤戦を迎えることになった。

 増田、雨沢、鈴木譲の三選手が残ったブリッツェンは、抜け出しを図ろうと攻撃を繰り返したが、前年優勝者の増田選手と、宇都宮市で先日開催されたジャパンカップで3位だった雨沢選手に対するマークが厳しく抜け出せない。

 結局、先頭集団は二十一人と、大集団のままゴールスプリントになり、増田選手が15位、雨沢選手が18位という結果で、今季最終戦を終えた。

 ベテラン増田選手が病気で長期離脱し、雨沢、小野寺、岡篤志の三選手も日本代表の欧州遠征で不在と、なかなかフルメンバーでレースに臨めなかった今季のブリッツェン。最終戦でベストメンバーは組めたが、最終戦ゆえに各選手の体調は万全からほど遠かった。

 しかし、体調さえ整えば、どんなレースでも優勝を狙えるレベルにあるのも事実。来季の巻き返しに期待したい。

<レース概要> 今年で29回目となる、沖縄本島北部が舞台のレース。男女の国際レースのほか、市民レースやサイクリングも開催され、国内はもとより海外からも多くのサイクリストが参加する。

 

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