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【栃木】

那須どうぶつ王国の雌 動き回りエサついばむ 120日、すくすく育ち立派なライチョウに

写真で成長ぶりを説明する佐藤園長=那須町の那須どうぶつ王国で

写真

 那須町の那須どうぶつ王国は20日、飼育している国の天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウの雌のひな1羽が、順調に成長して生後120日を迎えたと発表した。体重約490グラム、体長約25センチで、雌の成鳥に近い標準的なサイズといい、佐藤哲也園長は「来年はぜひ雄を迎え入れて繁殖につなげたい」と意欲を示した。 (小川直人)

 ひなは国の人工繁殖事業の一環として、大町山岳博物館(長野県大町市)から卵の状態で同王国に移送され、7月23日にふ化。生まれたときの体重は18.5グラム、体長は約6センチだった。その後の検査で雌と分かった。同王国が人工繁殖に取り組むのは今年が初めてで、卵計6個を受け入れて1羽が順調に育った。

 9月に胴体のおなかの側から、冬用の白い羽根に生え替わり始めた。本来の生息環境である雪山の保護色と考えられており、来月には全体が真っ白になる。

 同王国によると、現在は約16平方メートルの飼育室内を動き回り、エサをついばんでいる。設置された岩の上に登り、周囲を警戒するような野生に近いそぶりも見せるほか、動く物に興味を示して担当者の後をついていくこともあるという。

 ライチョウは成長が早く、来春には繁殖が可能になる。今後の繁殖計画は事業を進める環境省が決めるが、佐藤園長は「今回の育成で、さまざまなデータを得ることができた。今後の繁殖研究に貢献できると思う」と強調した。

 

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