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【栃木】

元美術教師の夫妻 念願のギャラリー きょうから開館記念の「二人展」

ギャラリーでそれぞれの作品を手にする金井靖博さんと郁子さん=足利市で

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 美術(図画工作)の教師の道を歩むかたわら絵画などの創作活動を続けてきた金井靖博さん(60)、郁子(いくこ)さん(58)夫妻=足利市=が、今春の靖博さんの退職を機に、長年の夢だった私設ギャラリーを自宅の近くに持った。23日からオープンと退職を記念した「金井靖博・郁子二人展」を開く。 (粕川康弘)

 二人は群馬大教育学部の出身。郁子さんは主に群馬県太田市の中学校に、靖博さんは同市の小学校に勤めた。郁子さんは四年前に同市立休泊中を最後に退職。靖博さんは同市立九合小を最後に退職した。

 ギャラリーは、足利市福居町の東武伊勢崎線福居駅前にある建面積約百三十平方メートルの二階建て住宅。アトリエや作品の保管場所にしようと二年ほど前に購入したが、和室など趣の異なる部屋がいくつかあることを気に入り、展示にも使うことにした。壁を直した程度で内装は変えず、生活感のある雰囲気を残した。「家に帰ったようにほっとする空間のギャラリーにしたかった」と郁子さんは話す。

 名称は「五十代になってからずっとギャラリーを持ちたいと思っていた」という郁子さんの名から「ギャラリー郁(いく)」とした。

 一階と二階に、アクリル画から木彫まで大小四十点が所狭しと並ぶ。太田市の太田美術協会会長で、二十代のころから抽象画を描き続ける靖博さんだが、珍しい花の素描もある。郁子さんは木彫に生漆を何度も塗り木目を際立たせる「拭き漆」の技法の作品などを展示する。

 靖博さんは「日常で芸術的な見方を維持し、いい刺激を受けて心が満たされる作品を生み出したい」と話す。郁子さんは「創作や展示の場だけでなく、仲間と集える場としても使っていきたい」と思い描く。

 二人展は二十三〜二十六日、三十日〜十二月三日の午前十時〜午後六時。問い合わせは、ギャラリー郁=電090(1844)6586=へ。入場無料。

 

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