東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

音響機器を丸ごと搭載 「DJ屋台」宇都宮に完成

レトロな雰囲気そのままの「DJ屋台」=宇都宮市で

写真

 ドーナツ盤(レコード)で中心市街地のドーナツ化(空洞化)を解消しようと、5月に設立された宇都宮市のまちおこし団体「とちぎドーナツの会」が、音響機器を丸ごと搭載した「DJ屋台」を完成させた。リヤカーを改造したレトロな外観が特徴で、レコードを自由に再生できる。今後は市街地のイベントなどに活用されるといい、関係者の期待が高まっている。 (藤原哲也)

 これまでに同会は、市街地の飲食店でレコードを聴きながら地ビールを味わうイベント「ドーナツナイト」を定期的に開催。食べる方のオリジナルドーナツの販売なども行ってきた。DJ屋台は同会が酒場を応援する「口開けソング」のレコードも制作したことから、屋外でも楽しめる仕掛けとして準備してきた。

 屋台にはレコードを再生するターンテーブル二台と、音量などを調整する機器を設置。電源は外付けの太陽光パネルで充電する蓄電池で、自然エネルギーを活用して音楽を流す。木製の骨組みに加えて赤いちょうちん、のれんも昔ながらの屋台の風情にぴったりだ。

 十一月下旬に宇都宮二荒山神社前でお披露目会があり、同会が作った「今宵(こよい)も、酒場ニテ。」や懐かしの歌謡曲を流しながら、見物人にコーヒーや日本酒、ドーナツを振る舞った。

DJ屋台の内部。ターンテーブルなどの機器が使いやすく設置されている

写真

 選曲を担当した市内在住のDJ「KOD」さん(50)は「屋台の雰囲気が神社前のロケーションとぴったりで気持ちが良い」とノリノリ。お披露目を知って自分の聴きたいレコードを持ち込んで聴いた市内の男性会社員(46)は「CD化されていない曲を聴かせてもらってありがたかった。DJ屋台が広く知られてほしい」と話していた。

 DJ屋台の活用策として、レコードを愛した世代が多くいる高齢者施設での披露やイベント出張など幅広く展開したい考えで、矢口健一事務局長(44)は「想像以上の出来栄えで、本格的な屋台の雰囲気が出て良かった。使い勝手もいいので、どこでも楽しくレコードをかけていきたい」と意気込んでいた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報