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【栃木】

76歳ランナー「次は300勝」 通算251勝誇る宇都宮の鳥取克行さん

自宅敷地内にある練習スペースで250勝目の優勝盾を持つ鳥取さん=宇都宮市で

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 全国の市民マラソン大会に出場し、通算251勝の健脚を誇るランナーがいる。宇都宮市下田原町の鳥取克行さん(76)だ。走り始めて19年。妻・八重子さん(77)とともに各地を回って達成した。「目標のない人生はつまらない。次は300勝」とまだまだ意欲は衰えない。 (藤原哲也)

 会社勤めをしていた五十七歳のとき、ゴルフのスコア向上のため基礎体力をつけようと走り始めたのが始まり。その年のハワイのホノルルマラソンに友人から誘われ、苦しみながら完走したことでマラソン熱に火がついた。

 六十三歳で県内の大会に初優勝。「お立ち台が雲の上にいるようで感激した」と表彰台の真ん中に立つ快感のとりこになった。同時期に八重子さんも走り始め、夫婦での「大会行脚」がスタート。その後十年余りの間に年代別の大会などで年間二十〜二十五勝を重ねていった。フルマラソンのベストタイムは、二〇〇四年に東京都内の大会で記録した3時間14分21秒だ。

 〇六年には県内の市民ランナーらとマラソン愛好会を結成した。一一年の東日本大震災後にはその仲間と福島復興のチャリティーマラソンツアーを企画するなど社会貢献にも熱心。一四年には県内で開催された全国健康福祉祭(ねんりんピック)の開会式で、夫婦そろって炬火(きょか)ランナーを務め、「生涯現役」の素晴らしさを全国に発信した。

 昨年末に二百四十九勝目を挙げ、通算二百五十勝達成は間近と思われたが、今年の春先に右足を負傷。思い通りに走れない日々が続いた。「でも目標があったからだんだん体が動いた」といい、足の負担が少ないトラックでの練習を重ねた。九月に岩手県であった「一関国際ハーフマラソン大会」で男子五キロ七十五歳以上の部に出場。21分5秒の好タイムで節目の優勝を飾った。

 「感動したし、仲間と祝えてうれしかった。今年は金婚式と(八重子さんの)喜寿を迎えて最高の年になった」と鳥取さん。一関には行けなった八重子さんも「一生懸命走っていたし、努力の結果が実ったので良かった」と喜ぶ。

 十月には二百五十一勝目を挙げており、今月十六日には都内である東日本マスターズロードレース大会(十キロ)に出場する。「昨年より調子が良い。昨年の記録を更新したい」と誓っている。

 

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