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【栃木】

ザゼンソウ群生地 僕らが守る 地元金丸小が20年以上も清掃

群生地の木道を清掃する児童たち=大田原市で

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 大田原市北金丸にある、市天然記念物のザゼンソウ群生地を守っていこうと、近くの金丸小学校の児童たちが長年、清掃活動を続けている。今年も6年生15人が、竹ぼうきで木道の落ち葉を掃いたり、雑草を取り除いたりした。群生地は2月1日から3月末まで一般公開される。 (小川直人)

 ザゼンソウはサトイモ科の多年草。早春に咲く花が、僧侶が座禅を組む姿に似ていることから名前が付いたとされる。一九七二年八月に群生地が市の天然記念物に指定された。

 かつてはこの地に多く群生していたが、湿地が失われるなどして五年前には約百二十株に減っていた。危機感を募らせた地域住民らは、二〇一四年に「北金丸ザゼン草を守る会」(戸村一之会長)を結成。保全活動が功を奏して、今春の調査では三百八十株ほどに回復した。

 金丸小では、群生地の清掃と観察を二十年以上前から続けているという。参加した小沼歩夢(あゆむ)君(12)は「一年生の時に初めて花を見てきれいだと思った。天然記念物を守る活動ができて思い出になる」と話した。清掃を終えた児童たちは、振る舞われたホクホクの焼き芋をほおばった。

早春に咲くザゼンソウ(大田原市教育委員会提供)

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 戸村会長は「群生地が観光ルートの一つになり、多くの人が訪れてくれるよう皆で力を合わせて頑張っている」と活動を児童に紹介。「地域の宝のザゼンソウを守る活動を、いずれ引き継いでくれたら」と作業を見守っていた。

 ザゼンソウは一月末から咲き始め、三月まで見ごろが続く。

 

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