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【栃木】

鹿沼に「復興食堂」開業 被災地の岩手・釜石、大槌支援へ

のれんが掲げられた「復興食堂ゆめ広場」=鹿沼市で

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 2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県釜石市、大槌町の海産物を提供する飲食店「復興食堂ゆめ広場」が、鹿沼市内にオープンした。震災直後から復興支援に取り組んでいるメンバーが中心となって、準備を進めてきた。被災者たちの生活再建などを後押しする新たな支援策を目指している。 (原田拓哉)

 ゆめ広場は、農機具、建設機械リサイクルの「飛行船」(宇都宮市)が運営する。同社は震災直後から、専務桶田博信さん(39)をリーダーに支援プロジェクトを発足させ、自社農場で生産された野菜などを同社鹿沼店が中心となって釜石市、大槌町に届けた。野菜の提供は今も続き、昨年末までで百二十九回に上る。

 一二年には支援物資を届けた帰りのトラック便に三陸の特産物を積み込み、鹿沼市内の物産展で販売している。

 ゆめ広場では、今の時期に三陸ではなじみ深い魚「どんこ」を使った「煮魚どんこ」(九百八十円)や「いかの丸焼き」(九百八十円)、サケやワカメたっぷりの「磯鍋」(五百円)などの定食メニューが並ぶ。

 三陸の旬の味を楽しんでもらおうと、二月には新芽ワカメのしゃぶしゃぶ、夏の時期にはウニ、アワビなどを取り寄せるという。

 「復興食堂」の名は、大槌町の中心部にプレハブ造りで店を構え、夫婦で切り盛りしていた「おらが大槌復興食堂」ののれん分け。一一年十一月に開店し、全国から集まったボランティアたちの交流の場ともなっていたが、沿岸での土地のかさ上げ造成工事で、一三年十二月に店を閉じた。

 再開を目指していたが、建設資材の高騰などもあって断念したという。親交があった桶田さんは、店内にサケをデザインした「おらが大槌復興食堂」の看板やのれんを掲げ、夫婦の思いを継いでいる。

 桶田さんは「三陸のおいしさに触れてもらい、いつか東北に行ってみたい、というきっかけになれば」と話す。

 店の営業時間は、午前十一時〜午後三時、午後五時半〜九時。水曜定休。問い合わせは、飛行船鹿沼店=電0289(64)1004=へ。

 

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