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【栃木】

紙のアート展 宇都宮動物園のゾウのフンで制作

ゾウのふんで作った紙のアート作品や解説パネルが並ぶ企画展=宇都宮市で

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 ゾウのふんで作った紙を使った絵画などのアート作品を並べた企画展「象×UNKO=Artあ〜と展」が、宇都宮市上金井町の宇都宮動物園で開かれている。象牙目当ての密猟で絶滅の危機にあるアフリカゾウの実態も紹介している。二月二十八日まで。 (藤原哲也)

 作品はゾウの保護に賛同する芸術家が手掛けたもので、解説パネルと合わせて約三十点を展示。同園で飼育されているアジアゾウの宮子(雌、四十四歳)のふんをすべて使用し、ゾウをモチーフにしたデザイン画や切り絵などが並ぶ。

 紙はふんを煮詰めて繊維部分を取り出すなどして作り出す。作品の中には金色の体を揺らしながら、生き生きと歩く野生のアフリカゾウの風格を見事に描写した力作も。解説パネルではアフリカゾウが十五分に一頭のペースで殺され、アジアゾウも住む森が少なくなってそれぞれ絶滅の危機にある現状に触れている。

 荒井賢治園長(53)は「展示からゾウの現状を知ってもらいつつ、本物のゾウ(宮子)を見ることでリアルに危機を感じてほしい。ゾウ以外にも動物と人間の共存を考えるきっかけになれば」と話している。

 また、同園では毎年恒例のゾウのふんで作った「ウンが付くお守り」の配布を始めた。宮子のふんから同じ手法で紙を作り、絵馬の形にして赤い文字で「合格」と書かれている。毎年受験生らに人気で、入園者には三月末まで無料で配布。お守りだけほしい人には一つ百円で販売する。

 入園料は高校生以上千二百円、三歳以上〜中学生六百円。問い合わせは、宇都宮動物園=電028(665)4255=へ。

 

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