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【栃木】

有機野菜マルシェ 「農人たち」が精魂  宇都宮で28日まで

マルシェでダイコンを手にする宮本さん=宇都宮市で

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 無農薬・有機栽培による農業に取り組んでいる農業生産法人「農人(のうじん)たち」(宇都宮市)が、同市オリオン通りのイベントスペース「オリオンACぷらざ」に、期間限定で「商店街マルシェ」を出店している。こだわりの野菜だけでなく、農に携わる人たちの加工品などを販売。法人代表の宮本暢常さん(42)は「丹念な土づくりで生産された野菜本来の味を楽しんで」と来場を呼び掛けている。二十八日まで。(原田拓哉)

 東京都内でIT企業を経営していた宮本さんは、二〇一一年の東日本大震災をきっかけに「食の大切さ」を再認識し、翌年、出身地の宇都宮市に戻って、農業に転身した。

 耕作放棄地など三ヘクタールを借り受け、野菜を育てながら独学で農業を学んだ。参入時から思い入れが強かったのが、本物志向を目指した農薬不使用と有機肥料。

 宇都宮大の学生たちの手も借りながら、今では年間を通じてホウレンソウやトマトなど十二種類の野菜を栽培する。宇都宮市内のスーパーだけでなく、東京都内の百貨店などにも、宮本さんらが手塩にかけて育てた農作物を置くコーナーができた。生産をさらに前に進めていこうと、今月、法人化した。

 期間限定のマルシェは「農人たちマルシェinオリオン通り」をうたい、二十二日から出店。野菜は今が旬のダイコン、ネギ、シュンギクなどが並ぶ。

 宮本さんの仲間たちが手掛けたニンジンジュース、ニンニクを入れる益子焼のガーリックポットなども販売している。

 また、会場では、宇都宮市を舞台に農をテーマとしたコミック誌の連載「八百森(やおもり)のエリー」も紹介している。最終日の二十八日には、同市出身の作者仔鹿(こじか)リナさんのサイン会もある。

 宮本さんは「農業は担い手不足も言われるが、可能性がある分野のはずだ。農業の幅の広さ、魅力に触れる機会にもなれば」と話す。

 

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