東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

雪舞う中「刀剣女子」熱く 足利で江戸時代の銘刀3振り特別公開

刀を食い入るように見つめる来場者=足利市で

写真

 足利市の足利学校や新選組の沖田総司にゆかりのある江戸時代の刀工三人が打った刀の特別公開が二日、足利学校で始まった。いずれも個人所蔵で初公開。うち二人は刀剣ブームに火を付けた人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」に名前が登場しており、雪が舞う中、早速来場した女性ファンらがじっくりと見入った。二十五日まで。 (吉岡潤)

 展示しているのは「源景国(みなもとのかげくに)」「加州清光(かしゅうきよみつ)」「大和守安定(やまとのかみやすさだ)」が作刀した三本と付属する鍔(つば)、鞘(さや)、柄(え)など。足利学校事務所によると、景国の刀は幕末に足利学校で打たれたとみられる。清光と安定の二人は沖田総司が愛用した刀を打ったとされ、刀を擬人化した「刀剣乱舞」のキャラクター名になっている。

 展示会場に一番乗りしたのは埼玉県越谷市に住む、ともに会社員の増田有希子さん(41)と紘子さん(36)姉妹。早朝に自宅を出発し、午前九時の開場前に足利学校にやって来た。そろって二年ほど前から「刀剣乱舞」を通じて刀剣の魅力にはまったという。有希子さんは清光ファンで、実物を目にして「感動して言葉が出ない」と笑みをこぼした。

 二人は、昨年三〜四月に足利市立美術館で開かれ、三十日間で約三万八千人が入場して大盛況となった名刀「山姥切(やまんばぎり)国広」の特別展も鑑賞した。食事や買い物で市内を巡り、「ほんとに足利の人たちは温かくて優しかった」。その後、繰り返し足利を訪れるようになったという。

 栃木市の会社員川島優乃(ゆの)さん(24)は、妹で大学二年の舞弓(まゆ)さん(20)と連れ立って来場した。やはり「刀剣乱舞」をきっかけに「刀剣女子」になった二人は「山姥切国広」展にも足を運んでおり、「刀にも個性がある」「歴史を知ると想像が膨らむ」とうれしそうに声をそろえた。

 今回の特別公開期間中、足利市内の五十店以上が「刀剣あんみつ」「清光パフェ」などと名付けたメニューや割引サービスを提供し、商業会は加盟店を巡るスタンプラリーで賞品を贈呈するなどして、刀剣ファンをもてなす。協力店は市ホームページに掲載している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報