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【栃木】

藤川さんに市長特別賞 「盆栽作風展」で総理大臣賞 那須塩原で園を経営

総理大臣賞を受賞するまでの苦労などを語る藤川さん(左)=那須塩原市役所で

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 プロの盆栽作家が腕を競った昨年十二月の「第四十三回日本盆栽作風展」で、那須塩原市の盆栽園「藤川鳳政園」代表の藤川政幸さん(45)が内閣総理大臣賞に輝き、市から市長特別賞が贈られた。市役所で君島寛市長から賞状やメダルを受け取った藤川さんは「特別賞をいただけて驚いた。盆栽を広く知ってもらう良いきっかけになる」と喜びを語った。

 受賞作は「鳳凰(ほうおう)」と名付けられたエゾマツで、樹高は九十三センチ。藤川さんによると、樹齢は推定千二百年という。父親の盆栽園を継いだ十五年前に、愛好家から管理を託された。

 丹精した十五年間には、思うように育たず危険を冒して鉢の土を九割ほど入れ替えたこともあった。しばらく生育は停滞したが、その後、しっかりと根が伸びてくるのを確認して「木を信じて大丈夫だ」と確信した。作風展は「思いに木が応えてくれ、最高の状態で出品することができた」と笑顔で振り返った。

 「自分の感性を信じて育てた木が、見る人に認められると達成感がある」と盆栽の魅力を語った。初心者には「難しく考えずに、この木が好きだと感じる感性を大事にしてほしい。それから、なぜ好きなのかをじっくり考えること」とアドバイスを送った。

 君島市長は「話を聞くと、木と対話しながら作品を仕上げていることが感じられる。優れた技術を次世代にも伝えてほしい」とさらなる活躍を期待した。 (小川直人)

 

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