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【栃木】

救缶鳥プロジェクト 備蓄用パンで被災地など支援 那須塩原パン・アキモトに市長特別賞

君島市長(左)から市長特別賞の賞状を受け取る秋元社長=那須塩原市役所で

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 賞味期限が近づいた備蓄用のパンの缶詰を顧客から回収して支援を必要とする地域に送る活動が評価され、環境省から表彰を受けた那須塩原市のパン製造販売会社「パン・アキモト」に、同市から市長特別賞が贈られた。秋元義彦社長(64)は「励みになる。しっかり続けなさいという意味が込められた賞だ」と喜びを語った。

 「救缶鳥プロジェクト」と名付けられた活動は二〇〇九年に始まった。同社が製造する缶詰を購入してくれた企業や学校、個人から、賞味期限の一年ほど前に缶詰を回収して、支援が必要な国や被災地に無償で送る取り組み。非政府組織(NGO)や運送会社と連携して、これまでに数十カ国に約七十万食、国内には約十五万食を提供してきた。

 昨年十二月、環境省が主催する「グッドライフアワード」で、環境大臣賞最優秀賞を受賞した。

 缶詰なので雨などに強い。パンは世界の多くの地域で食べられていて、支援に適している。空き缶は食器としても活用できるため、支援先で喜ばれるという。

 缶詰の購入者には、支援先で撮影された画像を送って「義援の見える化」(秋元社長)にも取り組んでいる。プロジェクトを米国でも展開しようと、現地のパン店と共同で試作も始めているという。

 市役所で市長特別賞の賞状を受け取った秋元社長は「パン屋でもこんなことができるのかと知ってもらいたい。もったいないと思うものをうまく活用する取り組みが広がれば良い」と話した。君島寛市長は「市のPRにも一役買ってもらい感謝している」とねぎらった。 (小川直人)

 

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