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【栃木】

また帰ってきて 渡良瀬川で400人 サケの稚魚放流

サケの稚魚を渡良瀬川に放流する子どもたち=足利市で

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 国土交通省渡良瀬川河川事務所(足利市)は18日、同市の渡良瀬川河川敷で「サケの稚魚一斉放流会」を開いた。市内外から親子連れなど約400人が集まり、「帰ってきてね」と言いながら稚魚を川に流した。

 放流会は2002年、環境学習の一環で始まった。06年からは前年の12月に市内の企業や小中学校などを通じて受精卵を子どもたちに配り、稚魚に育ててもらって放流している。担当者は「渡良瀬川の良さを知り、命の大切さを学んでもらいたいと考えている」と話す。

 放流前、受精卵を提供している渡良瀬漁業協同組合の山野井淑郎(よしお)組合長(71)が「サケは産まれた場所を卵を産むのに安全な『母川(ぼせん)』として覚えていて3〜5年後に帰ってくる」と説明。「でも天敵がいたり病気になったりして、2〜3%ぐらいしか戻ってこない。元気で帰ってこいよと声をかけてあげて」と話した。

 市内の幼稚園に通う山田敦貴(あつと)君(6つ)は「(稚魚を放流できて)うれしかった。帰ってきてほしい」と願った。父の岳之(たけし)さん(44)は「地元の川などについて学ぶいい機会」と目を細めた。 (吉岡潤)

 

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