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【栃木】

足利市内の開店予定者、屋台で「お試し出店」 あす足利学校そばで営業

参加者らが製作した屋台=足利市で(市提供)

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 まずは屋台で「お試し出店」−。足利市で各種店舗の開業を予定していたり新規出店を希望したりする人たちが3日、足利学校のそばの昌平町ポケットパークで手作りの屋台を使って営業する。地元の住民や商店主らでつくる市民団体「いしだたみの会」が、中心市街地での創業やにぎわいにつながる一歩にしようと、市との協働事業として企画した。 (吉岡潤)

 国宝の鑁阿(ばんな)寺本堂や日本遺産に認定されている足利学校がある一帯は通りが石畳になっており、独特の風情を醸し出す。その「足利の顔」といえる地域の活性化に腐心しているのが「いしだたみの会」だ。

 今回の企画は、ハードルを下げた形で出店のプロセスを体験してもらい、創業意欲を高め、いずれ空き店舗などを活用した開業につなげるのが狙い。地元とのコミュニケーションを大切にし、合意形成を実践的に学ぶ場でもある。

 会長を務める和雑貨販売店「たけや」の大竹均さん(67)は「気軽にチャレンジしてもらい、そこから定住し、店を始めるきっかけになればと考えた」と説明。昨年七月から出店希望者らとともにワークショップを重ね、屋台を並べる場所などを決め、周囲の景観に合わせた屋台を製作した。

 出店するのは四組で、コーヒーや料理、生花、土に植えなくても空気中の水分を吸収して成長する植物「エアープランツ」を販売する。三組はワークショップを重ねる間に市内での開業が決まり、店のPRを兼ねる。

 一方、群馬県桐生市の高橋聡美さん(28)はこれからという段階だ。「歴史を感じさせる足利のまちの雰囲気が好き」で、古民家を活用して生花店を開きたいと思い描く。「自分ひとりでやるより、人のつながりが広がって開業に向けてプラス」と考えて企画に参加した。

 大竹さんらは四月以降も毎月一回程度、参加者を募って屋台のお試し出店を続けていく予定。「ここは自分のライフスタイルを大切にして起業したいという人にはうってつけの場所。若い人を育て、まちを持続させたい」と意気込む。

◆門前マルシェも

 三日は足利学校前の「学校様通り」で「門前マルシェ」(市観光協会主催)も開かれる。歩行者天国にした通りで、約十五店が古道具や雑貨などを販売する。屋台、マルシェともに午前十一〜午後四時。

 

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