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【栃木】

「いのち百年美しく」 足利ご当地アイドル・大塚さん歌声で復活

「いのち百年美しく」を歌う大塚みかさん=足利市で

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 足利市のご当地アイドル「渡良瀬橋43」の大塚みかさん(20)が、九〜十一日にハワイで開かれる日本とハワイの文化交流イベント「ホノルルフェスティバル」で、歌手の森進一さんが一九八五年の「ハワイ官約移民百年祭」で歌った「いのち百年美しく」を披露する。日系移民の苦労をしのぶ曲で「聞いていただく方の心に届くように歌いたい」と意気込んでいる。 (吉岡潤)

 日本からハワイへの集団移民が始まったのは一八六八(明治元)年で、最初の移民は「元年者(がんねんもの)」と呼ばれる。

 海外移住資料館(横浜市)によると、その十七年後の八五年から十年間、明治政府がハワイ王国と結んだ協約に基づき、労働者として約二万九千人が移住した。この人たちを「官約移民」と呼ぶ。

 足利市のNPO法人「スタイリッシュライフ」は、「元年者」の移民から今年で百五十年になるのを記念して、日本とハワイの交流促進プロジェクトを進めてきた。

 ホノルルフェスティバルに向け、足利銘仙柄のアロハシャツを作り、日本とハワイの友好親善ソング「愛の歌−A Song of Love」を制作。大塚さんがフェスティバルで歌う予定になっている。

 さらにスタイリッシュライフの江黒俊介さん(44)は「一過性ではなく、長く交流を続けるためにもっとハワイについて知りたい」と思案。大塚さんを連れて、ハワイの文化や歴史などに詳しい日本フラダンス協会(東京都)代表の新野(にいの)まりあさん(82)に会った。

 そこで三十三年前にハワイで開かれた「官約移民百年祭」で、森さんが「いのち百年美しく」を歌ったのを知る。

 作詞したのが百年祭当時、現地に住んでいた新野さん。歌詞は孫が百年前にハワイに来た祖父や祖母に語りかける内容で、新野さんは「若くてピュアな大塚さんが歌えば、世代を超えて命を吹き込んでくれると思った」といい、“復活”が実現した。

 大塚さんは先月、足利市内のライブハウスで「いのち百年美しく」を初披露。「素晴らしい歌を歌わせていただけることになり、すごいことになってきたなあと。もっとハワイのことを勉強して日本との懸け橋になりたい」と話した。

 スタイリッシュライフは新野さんの協力を得て、ハワイとの交流を深める企画を展開していく考えだという。

 

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