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【栃木】

東武日光駅に祈祷室 ムスリム観光客に対応

4月から祈祷室が設けられる東武日光駅=日光市で(東武鉄道提供)

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 「ムスリム」と呼ばれるイスラム教徒の訪日観光客の増加に備え、東武鉄道は四月一日から、日本有数の観光地・日光市にある東武日光駅に、祈祷(きとう)室を開設する。JRや他の私鉄を含めて県内の駅では初めて。

 同駅構内の二階に、幅二メートル、奥行き四メートルの部屋を男女別に一室ずつ用意する。グループ会社が事務所に使っていた空間を活用する。室内には、礼拝の前に手足や顔を清める温水設備や、サウジアラビアにある聖地メッカの方角を示すマーク、カーペットを備える。

 ムスリムに役立つ情報を発信している民間会社「フードダイバーシティ」(東京)が協力した。

 イスラム教は一日五回の礼拝を義務付けている。フードダイバーシティによると、ムスリムは旅行する際に礼拝できる場所がどこにあるのかを調べており、場所の有無は「ルートを決める要素の一つになる」という。

 祈祷室は午前九時〜午後四時半、年中無休で使えるようにする。主にムスリムの利用を想定しているが、宗教・宗派を問わず誰でも入室できる。

 観光立国に向けた政府方針や二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックを機に、ムスリムの多いインドネシアやマレーシアなど東南アジアからの観光客は、一層増えると見込まれている。東武グループは日光でムスリムを受け入れる環境を整えており、二〇一五年十二月には、同市のテーマパーク「東武ワールドスクウェア」に祈祷室を設けている。 (高橋淳)

 

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