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【栃木】

「うまいものまっぷ」完成 今月末で閉校「学びの証し」

市役所にまっぷを届け笑顔の大金さん(中)ら佐久山中の生徒たち=大田原市役所で

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 大田原市の小中学校再編の方針に基づく統廃合で、3月末で閉校となる同市立佐久山中学校の1年生が、地域の飲食店などを紹介する「佐久山うまいものまっぷ」を作った。佐久山中で学んだ証しを残そうと、1年生全9人が参加して地域を取材した。A3判の「まっぷ」の表紙には「制作・平成29年度佐久山中学校第1学年」の文字がしっかりと記された。 (小川直人)

 まっぷは表と裏を使って飲食店や和菓子店、温泉施設など十一店を収録。料理や商品、店主らの写真とともに、店のこだわりとおすすめのメニュー、「手作りならではの味」「若い人も気兼ねなく来店して」といった店からのメッセージも添えた。

 昨年五月に作り始めた。九人は三班に分かれ、各店に取材。写真も自ら撮影した。夏休みまでに取材を終え、地域の人たちにアドバイスをもらいながら、文章やレイアウトを練った。一月に二千部が完成した。各店のほか、市や観光協会、市内の観光施設、郵便局などに届け、希望者に配ってもらう。

 学級委員長の大金有怜彩(ゆりあ)さん(13)ら生徒三人が二日、市役所に二百部を届けた。大金さんは「誰にでも分かりやすいよう工夫した。地域の魅力を一枚に収めるのに苦労したが、よくできたと思う」と笑顔。副委員長の郷間弥希(みずき)さん(13)は「地域の良いところを発信できてうれしい」と話した。

 学年主任の相馬靖幸教諭(37)は「生徒たちがものおじせずに取材する姿に感心した」とたたえた。

 同校は一九四七年に創立された。まっぷのデータは地元の佐久山地区公民館に託し、閉校後も、問い合わせや増刷などに対応できるようにする。

 

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