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【栃木】

身近な作家の作品に触れる 足利で工芸職人やアマチュアの作品展

作品を出展した(左から)桜井さん、宮沢さん、浜田さん、小沢さん=足利市で

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 「館長が見つけた足利の作家」と銘打った企画展が、足利市立美術館で開かれている。工芸職人やアマチュア作家ら、独特の技術で創作を続けてきた4人の個性際立つ作品が並ぶ。大森哲也館長は「発表することよりも創ること自体を生きがいとする、身近にいる隠れた作家の作品の魅力に触れてもらえれば」と話す。25日まで。 (吉岡潤)

 展示されているのは、型紙彫刻職人の桜井雄二さん(87)が、足利銘仙などの反物の図案を和紙に打ち抜いた型紙彫りや着物など約八十点、元新聞販売店主の宮沢英治さん(75)が手掛けたサラブレッドの塑像十点。また雑貨カフェを営む浜田陽一さん(59)が、木製パネルに石こうや紙を貼りつけて表面を削り、色づけするという独自の手法などで描いた絵画二十五点、造形作家の小沢智恵子さん(58)が、羊毛フェルトで作ったオブジェを組み合わせた立体作品を出展している。

 桜井さんの型紙彫りは柿渋を塗り重ねた丈夫な和紙に小刀などで絵柄が彫ってある。「特殊な作品で、じっくり見てもらえればうれしい」。宮沢さんは六十六歳で仕事を辞め、大好きなサラブレッドを「自分で作ってみるか」と発起。一年で一頭ずつ仕上げてきた。展示は初めて。「作るのは難しいけど楽しい」と笑う。

 浜田さんは「画面と対話しながら描いている。展示させていただいて感謝しているが、恥ずかしさもある」と苦笑。イギリスで羊毛のフェルト作りを体験して、創作のヒントを得たという小沢さんは「何かを感じていただけたら」と話す。

 午前十時〜午後六時開館(入館午後五時半まで)。十九日と二十二日は休館。問い合わせは、同美術館=電0284(43)3131=へ。

 

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