東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

ヘンリー・ミラー 情熱伝わる手紙 真岡の美術館で市所蔵2通展示

情熱的な文章がつづられているラブレター=真岡市で

写真

 「北回帰線」などの作品で知られる米国の小説家で画家としても活躍したヘンリー・ミラー(一八九一〜一九八〇年)が、後に八番目の妻となったジャズ歌手ホキ徳田さん(80)に宛てたラブレターなどを紹介する「ヘンリー・ミラー展」が、真岡市田町の「まちかど美術館」で開かれている。二十六日まで。

 ラブレターは、二人と交流があった地元ゆかりの美術評論家・久保貞次郎(一九〇九〜九六年)が市に寄贈した美術品「久保コレクション」の一部。

 ミラーは一九六六年、パーティーで徳田さんと出会い、一目ぼれ。ロサンゼルスのホテルでピアノの弾き語りをしていた徳田さんのもとへ、毎晩通い詰めた。

 翌年の六七年に二人は結婚。ミラー七十五歳、徳田さん二十八歳で、五十歳近い年の差があった。二人は別居を経て、七八年に正式に離婚した。

 ミラーは徳田さんとの結婚の前後に、三百通ものラブレターを出した。約千五百点の久保コレクションの中で、ラブレターは百九十点。このうち結婚前に宛てられた二点を今回、初めて一般公開した。

 「眠れません。あなたのことを考えながら寝返りをうつばかりです」(六七年一月)、「今夜は、嬉(うれ)しくて頭がどうにかなりそうです。あなたが私を愛していることを感じたからです」(六六年十二月、いずれも原文は英語)など、年齢を感じさせない情熱的な文言がつづられている。

 このほか、カラフルな色彩が特徴の水彩画十四点も展示している。入場無料。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報