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【栃木】

100年ぶり酒造り 有数の米どころ高根沢の地元産米生かす

日本酒づくりを話し合うプロジェクトのメンバー=高根沢町で(町元気あっぷ公社提供)

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 県内有数の米どころとして知られる高根沢町で、地元米を使って、町や企業が協力しての酒造りが百年ぶりに復活することになった。町内の温泉複合施設「元気あっぷむら」を運営する第三セクター「町元気あっぷ公社」などが中心となり「日本酒プロジェクト」がスタート。プロジェクトでは、取り組みを知ってもらおうと、商品名を募集している。(原田拓哉)

 町史などによると、酒造りは江戸時代には行われ、一時途絶えることはあったが明治期まで地元に酒蔵があった。

 宇都宮市、さくら市、塩谷町など近隣では、日本酒の蔵元が数多くあり、同公社では「米どころ高根沢」の思いを込めて、プロジェクトを掲げた。町もプロジェクトに加わった。

 高根沢町の若手の農家三人が、代表的な酒米「山田錦」の栽培に名乗りを上げ、醸造は、「東力士」の銘柄で知られる蔵元「島崎酒造」(那須烏山市)が協力することになった。

 六十アールの作付面積で、五月末には田植えが行われ、秋には約三トン収穫される見込み。酒米は、島崎酒造で醸造され、年末から一月上旬にかけ、高級品でもある「純米吟醸酒」が商品化される。七百二十ミリリットルが四千五百本出荷される計画だ。

 商品名の募集は、地元での日本酒造りをPRするため、町民限定。二十九日までに、応募用紙に記入し、元気あっぷむら本館フロントまで持参する。

 同公社の神長政男社長は「ここには、宿泊施設もあり、県内外の人に高根沢の日本酒を楽しんでもらいたい。このプロジェクトを三十年、五十年と長く続けていければ」と意気込んでいる。

 

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