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【栃木】

「牡丹の名手」松尾芸術の神髄50作品を展示 さくら市ミュージアムで5月6日まで

開幕記念式でテープカットする関係者

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 日本画家、松尾敏男さん(一九二六〜二〇一六年)の展覧会「松尾敏男展〜大観・南風・寛方の系譜を継ぐ〜」が二十四日、さくら市氏家の市ミュージアム・荒井寛方記念館で始まった。初期から晩年までの魅力あふれる約五十点で松尾芸術の神髄に迫る。 (小川直人)

 日本画壇の重鎮として数多くの作品を残した松尾さんは、牡丹(ぼたん)を描いた作品が有名で「牡丹の名手」とも呼ばれた。日本美術院理事長も務め、二〇一二年には文化勲章を受章した。

 松尾さんの師は堅山南風で、その師が横山大観。堅山と荒井寛方は友人同士。松尾さんは彼らの精神を受け継いでいるとされる。

多彩な作品が並ぶ会場=いずれもさくら市で

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 展覧会は、得意の牡丹のほか、インド、中国、ヨーロッパなどの風景、肖像画など初期から晩年の多彩な作品を展示。相撲通でもあった松尾さんが原画を描いた白鵬関や栃東関の化粧まわしも特別展示している。

 開幕記念式のオープニングトークで、父親との思い出などを披露した長女の松尾由佳・松尾財団理事長は「展示作は生前、父が自ら選んだ作品。日本画は日本人の心で、それぞれに日本的な何かが隠されている。それを感じ取ってほしい」と来場を呼び掛けていた。

 展覧会は五月六日まで。開館時間は午前九時〜午後五時。毎週月曜日と第三火曜日、五月一日は休館。観覧料は一般六百円、高校・大学生四百円、小中学生二百円。問い合わせは、同館=028(682)7123=へ。

 

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