東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

潮干狩り区域を大幅縮小 茨城・鹿島灘のハマグリ激減で対策

写真

 茨城県の鹿島灘でハマグリが激減していることを受け、漁業権を管理する鹿島灘漁業権共有組合連合会は、稚貝を守るため、潮干狩りを認めてきた区域を今月から大幅に縮小した。従来は海岸約四十キロで潮干狩りを楽しめたが、変更後は四カ所の計三キロに限られる。関係者は「今、稚貝を保護しなければ資源が枯渇してしまう」と理解を求めた。 (越田普之)

 茨城県大洗町から神栖市の沖合に広がる鹿島灘は、ハマグリやホッキ貝の一大産地として知られる。漁業権は地元の三漁協でつくる組合連合会が管理。沿岸四市町の観光振興のため、漁業者も採取を制限される保護区域や保護水面を除き、採取量や使用漁具のルールを設けた上で、無料でハマグリの潮干狩りを容認してきた。

 鹿島灘のハマグリ漁獲量は、ピーク時の一九九三年には約千七百五十トンに上った。ところが二〇一六年は5%程度の約九十九トンまで落ち込んでしまった。この要因となっているのが、稚貝の発生不良だ。

 鹿島灘では「成長途上にある三センチ以下のハマグリは採らない」とのルールがあるものの、エリアが広いために監視が行き届かず、野放し状態。無料開放していたこともあだとなり、違反漁具を使い「一日一人あたり一キロ」を大幅に超過する採取を繰り返す客もみられるという。

 今後、潮干狩りができるのは▽大洗サンビーチ(大洗町、第三サンビーチは除く)▽鉾田海水浴場(鉾田市)▽下津(おりつ)海水浴場(鹿嶋市)▽日川浜海水浴場(神栖市)の四カ所。これ以外の場所での潮干狩りやルール違反は、漁業関係法令違反による罰則がある。

 茨城県漁政課の担当者は「会員制交流サイト(SNS)などで周知を図り、漁業者を支援していく」と話している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報