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【栃木】

昭和の雰囲気伝える「五月人形」 宇都宮・旧篠原家住宅が所蔵 

戦争末期に特別に作られた五月人形=宇都宮市で

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 宇都宮市今泉にある国重要文化財の旧篠原家住宅で、同住宅所蔵の「五月人形」が展示されている。段飾りの武者人形やのぼり旗など、今では一般家庭で飾ることも少なくなった、昭和の時代の懐かしい「五月人形」が楽しめる。端午の節句の翌日の5月6日まで。

 展示されている貴重な五月人形の一つが、戦争末期の1945年の作品。6代目に待望の男の子が誕生し、物資が不足する中で、特別にあしらわれ、初節句を祝ったという。質素な三段飾りで、鎧兜(よろいかぶと)やのぼり旗などが飾られている。

 80年の6代目の孫の初節句は、同じ三段飾り付けだが、豪華な鎧兜や陣太鼓、かがり火などの道具類が数多く配置され、勇壮さを演出している。

 同家は、江戸時代後半から、しょう油醸造などを手掛け、現在の建物は1895年に建てられた。戦火により、醸造蔵が焼失し、廃業した。黒しっくいや大谷石を使った外壁、商家を特徴付ける店先の格子など、豪商の姿を今に伝えている。

 休館日は23、5月1日。入館料は高校生以上100円、小中学生50円。市内の高校生以下は無料。(原田拓哉)

 

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