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【栃木】

野積みの石再配置 大谷に憩いの空間 「石切テラス」オープン

「石切テラス」の完成を祝って開かれた地元音楽家の演奏会=宇都宮市で(市提供)

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 大谷石の採掘地として知られる宇都宮市の大谷地区で、大谷石の旧加工場跡地に休憩所「石切テラス」がお目見えした。県やJRグループが展開している大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、市や宇都宮観光コンベンション協会などでつくる市DC推進委員会が企画した。訪れる観光客らに「くつろぎの場」を提供する。DC期間の六月三十日まで。 (原田拓哉)

 石切テラスは、観光名所の一つで高さ二十七メートルの「平和観音」などに続く大谷地区の入り口周辺に設置した。田園風景や地元のシンボルともなっている戸室山など、大谷の素朴な風景が楽しめる。

 加工場は、二〇〇三年に石材業者が廃業した後、採掘した大谷石が野積みされた状態となっていた。

 大谷地区で課題となっていた有効利用されてない土地をDC向けの休憩スポットにしようと、地元で陶芸家として活躍する谷口勇三さんをリーダーに、プロジェクトが始まった。市内などで活動する建築家の佐藤貴洋さん、東京都内に事務所「KIGI」を構えるデザイナーの植原亮輔さん、渡辺良重さんらも加わり、野積みされた大谷石を並べ替えて再配置し、「憩いの空間」を演出した。

 大谷地区では昨年、クールジャパン協議会(京都市)の「クールジャパンアワード」に、大谷資料館が選ばれた。巨大な地下空間に広がる同館の採掘場跡の景観が人気となっている。

 市大谷振興室の担当者は「大谷は、地下空間だけではないのを知ってもらえれば。テラスには、かつて大谷石をつっていたクレーンや加工重機などもそのまま残り、産業にも触れてほしい」と話す。

 

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