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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記> 東京五輪に開催国枠 本気の勝負には不十分

東京五輪出場を狙える若手有望株として注目を集める、宇都宮ブリッツェン(赤と白のジャージ)の雨沢毅明選手(右)と小野寺玲選手。集計期間に活躍し、念願の五輪出場をつかみ取ってほしい=3月24日、栃木市で

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 二〇二〇年に開催される東京五輪の自転車ロードレース国別出場枠が三月二十九日、国際自転車競技連合(UCI)から公式発表された。

 以前に本欄でも触れたが五輪への出場枠は、UCIが定めた期間内でのポイント獲得順位で決定される。

 東京五輪では、国別ランキングで1〜6位の国・地域が五人、7〜13位の国・地域が四人、14〜21位の国・地域が三人、22〜32位の国・地域が二人、33〜50位の国・地域が一人。

 また、アフリカ、アメリカ、アジアの各大陸選手権での上位二カ国が各一人、さらに、出場枠を獲得できていない場合に限り、開催国に二人の出場枠が割り当てられることになった。

 前回のリオデジャネイロ五輪の際にはなかった開催国枠が設定されたことで、日本は最低でも二人が自国開催の五輪に出場できることが確定したことになる。

 しかし、本気で勝負に挑もうとするのであれば、五人出場の国・地域が六カ国もある中、二人しか出場できなければ勝負にもならないのが現実だ。

 そうなると、国別ランキングで最低でも21位以内に入り、より多くの出場枠を獲得しなければいけない訳だが、日本の一七年のランキングは33位。十以上順位を上げるのは、かなり厳しいと言わざるを得ない。

 それでも、自国開催の五輪で目立った結果を残し、国内での自転車ロードレースの地位向上を目指すのであれば、その厳しい戦いに挑むしかない。

 UCIが定めた国別ランキングの集計期間は、一八年十月二十二日〜一九年十月二十七日。この期間に、多くの日本人選手がUCIポイントを獲得し、国別ランキングの順位を上げることを期待したい。

 そして、宇都宮ブリッツェンの選手が日本代表に選出され、自国開催の五輪でその勇姿を見せてくれることを願っている。

 

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