東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>チームの収益構造 グッズ購入 大きな支え

Jプロツアー第4戦終了後、宇都宮ブリッツェンの選手たちから声援に感謝されるファン。声援に加えて金銭的な支援も、今の国内ロードレース界には必要だ=3月18日、静岡県伊豆市で

写真

 自転車ロードレースの監督が担う役割は、他のスポーツの監督と比較して多岐にわたる、という話を以前に本欄でも書いたが、それ以外にも、自転車ロードレースが他のスポーツと異なる点は多い。

 その中でも大きく異なる点と言えば、収益構造になるだろう。

 自転車ロードレースは、スタジアムやアリーナなどの「箱」で行われるスポーツとは違い、入場料収入がない。観戦客が無料でエキサイティングな戦いを見られる半面、レース主催者やチーム運営会社は、入場料収入が得られないことが重い足かせになっている。

 自転車ロードレースチームの運営資金は、そのほとんどがスポンサー料で賄われている。宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンの運営会社のように自治体や地域企業と連携し、指定管理事業の委託を受けて収益につなげている好例もあるが、業界内ではまだまだ異例だ。

 プロスポーツチームは、収益がすべてだ。収益がなければチームを維持できないのだから、きれい事は言っていられない。

 だからこそ、チームはどのように収益を上げ、発展させていくのかを考えなければいけない。

 そしてそれは、観戦客であるファンも同様。レースを観戦し、魅力に引き込まれたのであれば、グッズの購入やファンクラブ入会など、少しでもお金を使って、チームに還元してあげてほしい。

 レース会場を訪れ、熱烈な声援を送ることは、もちろん選手たちの力になる。だが、それと同じくらい、チームに直接お金を落としてあげることが選手たちの糧になる。

 入場料収入がかからない分、金額は大きくなくても良いので、別の部分でお金を落としてチームや選手を支える。国内ロードレース界に、そんなサポーターが増えることを願っている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報