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【栃木】

足利に餃子専門店 県南で生産盛ん 二条大麦使用

「他の地域でも独自の食材を使った餃子を開発したい」と語る高田さん=足利市で

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 足利市など県南で盛んに生産されている二条大麦を使ったギョーザの専門店「足利大麦餃子」が二十七日、市中心部の同市通二丁目にオープンした。市内のイベント企画会社「グラン・シャリオ」が「新しい名物をつくって、地域を活性化したい」とオリジナル餃子を完成させた。 (吉岡潤)

 同社の高田崇専務(37)によると、餃子を選んだのは「仕事で全国を回っていて『栃木と言えば餃子』という声が多かった。宇都宮だけでなく、そうかと」。高田さん自身も餃子と縁が深かった。実家がラーメン屋。一昨年、父・弘行さんが他界して店を畳んだが、餃子は人気があった。

 そして地域性を加える食材として目を付けたのが、大麦。二〇一七年の統計で、栃木県はビールの原料となる二条大麦の生産量が日本一。特に県南が多い。栃木市、小山市が県内一、二位。五位の足利市は十アール当たり収量でトップだ。

 大麦は食物繊維を豊富に含み、生活習慣病の予防効果などがあるとされる。健康食品という点からも、もってこいだった。

 高田さんは父親が残したレシピを参考に、母・光子さん(61)の協力も得て、十カ月間、試行錯誤。押し麦と足利産野菜で作ったあんを、大麦の粉を混ぜた皮で包み、表面に焙煎(ばいせん)した大麦を張り付けた。

 「もちもちで満腹感があり、パリパリの食感も楽しめる」と高田さん。足利商工会議所や市、市観光協会などでつくる「足利ブランド創出協議会」にも、出来具合を高く評価され、一八〜二〇年度の「足利ブランド推奨品」(計十二点)の一つに認定された。

 キャッチフレーズは「美人餃子」。かつて繊維の街として栄えた足利は「美人の国」とうたわれ、市内に「美人弁天」が祭られた厳島神社がある。高田さんは「健康にいい大麦餃子を食べて、ますます美人になってもらえれば」と語る。

 店では、大麦パンに大麦が入ったコールスローと大麦餃子をはさんだ「大麦餃子ドッグ」も販売。他の飲食店でも大麦餃子を扱ってもらい、売り上げの一部を地域活性化の資金として市に寄付するという。

 店の営業は午前十時半〜午後六時半。水曜定休。問い合わせは、足利大麦餃子=電0284(44)7770=へ。

 

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