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【栃木】

東野鉄道開通100周年でテーマ展 駅名標や写真で回顧 那須与一伝承館

初公開された黒羽駅の駅名標=大田原市の那須与一伝承館で

写真

 かつて、那須野が原を走っていた東野(とうや)鉄道が、開通から100周年を迎えたのに合わせたテーマ展が、大田原市の那須与一伝承館で開かれている。沿線の風景を撮影した当時の写真のほか、駅名を示した「駅名標」など、鉄道ファンにとっては見逃せない鉄道関連資料も数多い。6月24日まで。 (原田拓哉)

 一九一八年に開通した東野鉄道は、現在のJR西那須野駅を起点に、大田原市中心部を通過し、黒羽駅までの全長十三キロを結んでいた。

 八溝山系で伐採された材木の輸送が主力だったが、沿線住民の足も支えていた。しかし、貨物輸送がトラックに替わり、バス路線の発達、マイカーの増加で利用者が減り、六八年に五十年の歴史を閉じた。

 現在、西那須野から大田原高校(当時、大高前停留所)までの廃線跡が、自転車、歩行者向けのコミュニティー道路「ポッポ通り」として整備されている。

 テーマ展では、写真や関連資料など約二百五十点を展示している。写真は駅舎や廃線を惜しむ沿線住民のほか、二代目として活躍した機関車など懐かしい風景がよみがえる。

 関連資料では、黒羽駅で掲示されていた駅名標、レール、列車運行の様子が分かるように図示された運行図表などが初公開された。

 興味深いのが、乃木神社前停留所の駅名標「のぎじんじゃまい(NOGIJINJAMAE)」。ローマ字表記は正しく示されているが、「い」と「え」の表現があいまいな「栃木弁」がそのまま誤って記されていた。

 学芸員の重藤智彬さんは「写真から、鉄道が運行さていた時代を思い起こしてもらえるのでは。初公開の資料もあり、マニアにも必見です」と話す。

 原則第二・第四月曜休館。入館料は高校生以上三百円、中学生以下無料。

 

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