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【栃木】

「ソース唐揚げ」佐野名物に 商品化と協会設立目指す

ソース唐揚げを作る島田さん(左から2人目)ら「佐野奉行所」のメンバー=佐野市で

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 佐野市の新たな魅力を発掘するプロジェクトに取り組む市民グループ「パパプロe街(いーまち)佐野奉行所」が、鶏の唐揚げを地元の名物にしようと奮闘している。三月に市内飲食店が自慢の唐揚げを提供する「佐野カラage(あげ)フェス」を主催し、大盛況。今月九日にフェス参加各店を招いて報告会を開き、佐野オリジナル「ソース唐揚げ」の商品化を目指す方針を打ち出した。 (吉岡潤)

 佐野奉行所は市内に住む四十代を中心とするさまざまな職業の男性十人のグループ。佐野らーめん、いもフライに続く第三のご当地グルメの創出に知恵を絞る中、唐揚げに注目した。

 テストマーケティングとして三月二十四日に佐野駅前で開いたフェスには、十四店が並んだ。代表の島田明さん(49)によると、想定の千人程度を大幅に上回る約三千五百人が来場。「これほど人が集まるとは」と目を丸くしたという。

 早速、足利市のあしかがフラワーパークから同様のイベント開催を誘われた。参加各店からも「またやりたい」と声が上がり、島田さんは「一年後と言わず、半年に一度開いてもいい」と意を強くした。

 佐野らしさを色づけする戦略の柱に据えるのが、ソース唐揚げ。島田さんらは佐野のソース文化に目を付け、地元の佐野松桜(しょうおう)高校と那珂川町の馬頭高校の生徒が共同開発した「馬松(ばしょう)ソース」を使った独自の唐揚げをフェスで販売した。

 報告会で、各店店主らは佐野奉行所製ソース唐揚げを試食。「味が濃すぎる」「いや甘すぎる」とプロの舌は厳しかったが、島田さんは「各店でオリジナルのソース唐揚げを作り、メニューの一品に入れてもらえないか」と呼びかけた。

 また、島田さんは各店が連携して唐揚げをPRするために「佐野らーめん会」や「いもフライの会」のような「協会」の設立も提案。「行政との橋渡しなど、実現に向けてバックアップする」と約束した。

 「居酒家食堂なるねこ」の玉井成美(なるみ)店長(41)は「フェスに参加して良かった。唐揚げによる地域活性化は可能性を感じる。協会の立ち上げも興味がある。ぜひ活動を継続して形にしてほしい」と要望した。

 ソース唐揚げについて、佐野奉行所はレシピを練り直す考えで、ネーミングも検討中。来月中旬に東京都内で大手食品卸売会社が開く展示会で馬頭高校とともにブースを構え、PRするという。

 

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