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【栃木】

船村さんが愛した絶景を望む 高原山で山開き 50人が参加

釈迦ケ岳の山頂到達を喜ぶ参加者たち

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 塩谷町や矢板市などにまたがってそびえ、昨年二月に他界した同町出身の名作曲家、船村徹さんも愛した高原(たかはら)山の山開きが十九日、行われた。見形和久町長や町民らでつくる「ふるさと高原山を愛する集い実行委員会」が主催し、県内外から集まった登山愛好家約五十人が同町側から最高峰の釈迦(しゃか)ケ岳(一、七九五メートル)に登り、豊かに残る自然を満喫した。

 船村さんは八月十一日の「山の日」の提唱者で、幼少期から慣れ親しんだ高原山を「ふるさとの原風景」と書き残している。いわば高原山は「山の日」の原点で、歌人の与謝野晶子がいくつもの歌を詠んだことでも知られる。

 午前七時ごろに最初のグループがスタート。急勾配に息を切らせ、途中、木々が全くない吹きさらしの尾根で強風に身をよじらせる場面も。それでも眼下に広がる絶景に目を細め、道中で出合うシロヤシオなどの花や木々の美しさに感嘆し、歩を進めた。

 矢板市の会社員、船山雅子さん(59)は三回目の高原山登山。「遠くから見ても登っても、いい山。新緑に包まれ、山ならではのきれいな花を楽しめた。きついけれど、また登りたい」と顔をほころばせた。

 一緒に汗を流した見形町長は「山の環境は人が手を入れないと守れない。努力していきたい」と語った。 (吉岡潤)

 

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