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【栃木】

足利で真島直子さん作品展「地ごく楽」 立体作、鉛筆画などで「生」を表現

「密林の女神」(中)などの独創的な作品の数々=足利市で

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 現代美術作家、真島直子さんの作品展「真島直子 地ごく楽」が足利市立美術館で七月一日まで開かれている。「地ごく楽」は「地獄」と「極楽」を組み合わせた真島さんの造語。会場には人間の「生」を表現した独創的な立体作品、油彩画、鉛筆画が並ぶ。

 真島さんは一九四四年生まれで、東京芸大油画科を卒業した。油彩画に対する疑問などから廃材を使ったオブジェの制作や鉛筆画を手掛けるようになった。今回は「地ごく楽」シリーズの代表作に加え、油彩画の近作を展示し、真島さんの歩みを紹介している。

 「妖精」「密林の女神」などと名付けられた立体作品は、肉がそげ落ちた頭骨に鮮やかな色の糸や羽根などが絡み合う。口を開けたようなコイが並ぶ一角もある。鉛筆画は生い茂る草のようにも虫がうごめくようにも見える。

 会場にはそれぞれの作品の解説がない。学芸員の福島直(すなお)さんは「不親切とも言えるが、言葉は不要。真島さんは見た人が何を感じるかを楽しみにしている。ざわざわする感じに向き合ってほしい。面白い体験ができると思う」と語る。入場時と退場時で感想が変わったという声もあるとか。

 午前十時〜午後六時、月曜日休館。観覧料は一般七百円、大学生・高校生五百円、中学生以下無料。問い合わせは、足利市立美術館=電0284(43)3131=へ。 (吉岡潤)

 

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