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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>TOJ後半戦 山岳賞獲得 進化の証し

後半戦からの目標変更にも柔軟に対応し、山岳賞ジャージーを獲得した鈴木譲選手=5月27日、東京都品川区で

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 複数日で行われる日本最大のステージレースで、国際自転車競技連合(UCI)公認の国際レース「ツアー・オブ・ジャパン」が五月二十日から二十七日の八日間にわたり開催された。

 前回の本欄でも触れた通り、宇都宮ブリッツェンは第四ステージまでを終えてステージ一勝。個人総合時間賞でも上位が狙える位置で後半四ステージを戦うことになった。

 長野県飯田市で二十四日に行われた第五ステージ。個人総合時間賞争いに大きな動きが出始めるこのステージで、雨沢毅明選手が終盤まで先頭集団に残り、19位でゴール。翌二十五日の大一番、富士山での第六ステージを迎えることになった。

 その第六ステージ、雨沢選手は中盤過ぎまで先頭集団に残ったが、第三ステージで落車に巻き込まれた際に強打した膝に痛みが出てその後は失速。28位に沈み、個人総合時間賞争いから脱落した。

 個人総合時間賞での上位進出という第一目標がついえた中で迎えた、二十六日の第七ステージ。鈴木譲選手の山岳賞ジャージー獲得に目標を絞ったブリッツェンは、その鈴木選手が作戦通りに逃げに乗り、山岳ポイントを加算。見事に山岳賞ジャージーを獲得して最終日に臨むことになった。

 二十七日に東京都品川区で行われた最終ステージの第八ステージ。ブリッツェンは鈴木龍選手がゴールスプリント勝負の末11位で全日程を終了。

 当初に掲げていた個人総合時間賞での上位進出という第一目標は果たせなかったが、雨沢選手が第二ステージで優勝し一勝、鈴木譲選手が山岳賞を獲得して第二の目標は達成。日本最大のステージレースで結果を残し、チームの進化を見せた。

 チームは休む間もなく、五月三十一日に開幕したUCIレース「ツール・ド・熊野」に出場中。このレースでも、進化の証しを結果で残してほしい。

<レース概要> 8日間8ステージで計764キロを走破する日本最大のステージレース。全日程の合計時間が最も少ない選手に贈られる個人総合時間賞を筆頭に、各ステージの山岳地点の上位通過選手に与えられるポイントの合計点を競う山岳賞や、新人賞などを争う。

 

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