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【栃木】

認知症看護のスペシャリスト「認定看護師」 県内初の教育課程が独協医大で開講

認知症看護の認定看護師を目指して開講式に出席した看護師たち=独協医科大で

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 認知症看護の分野で専門的な知識を持つ「認定看護師」を養成する教育課程が六月、県内で初めて、独協医科大(壬生町)に開講した。県などによると、県内には約八万人の認知症患者がいると推計されているが、認定看護師はわずか十九人にとどまっている。同大は「認知症は一人一人が異なる症状。専門的な知識で、地域、施設、病院などで対応できるようになれば」と期待する。 (原田拓哉)

 認定看護師の制度は一九九七年に、救急看護分野などでスタートし、現在、認知症看護など二十一分野に拡大している。実務経験が五年以上ある看護師が対象で、一定時間の教育課程を受講し、審査に合格すれば認定される。

 認定看護師は、看護師への指導・教育に加え、専門的な治療や看護が必要な患者や家族などの相談にも応じる。

 同大で教育課程を行うのは、教職員などの研修業務を担うSDセンター。来年二月まで、講義や実習などのカリキュラムを組んでいる。

 第一期生は三十〜五十代の三十一人。このうち県内から十六人、残る十五人は近県などから集まった。一日に開講式があった。

 栃木市の病院に勤務する安形敦美さん(51)は「現場で認知症の看護に当たっていると対応に疑問や迷いが出ることもある。認知症への正しい理解を深めたい」と意欲的だった。

 SDセンターの佐山静江・副センター長は「認定看護師は、看護師や家族、患者などへの実践、指導、相談が三本柱。今後もニーズが高まる認知症の看護で、リーダーとして活躍する人材を育てたい」と話す。

 県内には六十五歳以上の高齢者の16%を占める約八万人の認知症患者がいると推計されている。

 

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