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【栃木】

除染土埋め立て実証事業 来月にも那須町で開始

除染土埋め立て実証事業の日程が示された住民説明会=那須町で

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 東京電力福島第一原発事故の後、福島県外の除染作業で生じた土(除染土)の処分をめぐり、環境省は那須町で実施する方針を示していた埋め立て処分の実証事業を、早ければ七月にも始める。八日に同町のゆめプラザ・那須で開いた住民説明会で明らかにした。 (北浜修)

 同省によると、実証事業は、同町伊王野の町有地で、伊王野山村広場の旧テニスコートで行う。この町有地に今も埋め立てて保管している除染土約三百五十立方メートルをいったん取り出し、遮水シートを敷いた上で埋め戻し、たまった水の放射性物質の濃度などを測定し、周辺への影響を調べる。

 説明会には同省環境再生・資源循環局の担当者や、同町の山田正美副町長、住民ら約百人が参加した。

 同省側は六月中にも民間事業者に作業を発注し、七、八月ごろには埋め立て工事に入り、九月ごろに終了するとの日程を示した。年内には、測定データなどを踏まえて事業の中間とりまとめをするという。事業の進行状況や測定結果などの情報は、同省や町のホームページなどに掲載することも説明した。

 住民からは「なぜこの場所で行うのか」と、町内で事業を実施すること自体への質問が相次いだ。これに対して、同省担当者は「(現場が)町有地であり(今も)保管しているもの(除染土)を使う事業」、山田副町長は「外部から持ち込むわけではない」などと述べ、理解を求めた。

 同省によると、福島県外の栃木、群馬、茨城など七県内の除染は昨年三月で終了し、除染土は各県で一時保管されている。同省は埋め立て処分の安全性を確認するため、実証事業を行うことを決め、関係自治体に意向を確認。那須町と茨城県東海村が事業を受け入れ、同省が今年一月に公表していた。

 県内には昨年九月末時点で、那須町のほか六市町に約十一万一千立方メートルの除染土が一時保管されている。保管場所には学校や公園などの公共施設、民家や民間事業所の敷地などが使われている。

 

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