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【栃木】

「子どものSOSに声上げて」 宇都宮で17日 児童虐待防止訴え

母娘のデュオ「TOMOYA&Mire」(トモヤさん提供)

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 宇都宮市内を中心に活動しているロックバンド「Crazy Zephyr」(クレイジーゼフィル)のボーカルを担当する「TOMOYA」(トモヤ)さん(50)が企画した、児童虐待防止を呼び掛けるイベントが十七日午前十一時から、市内のバンバひろばで開かれる。自身も虐待を受けた経験を持つトモヤさんは「子どもたちはSOSを発信している。気付いた周りの大人も声を出して」と訴える。 (原田拓哉)

 同市生まれのトモヤさんは、女児として生まれた後六カ月で親に捨てられ、その後、施設や親せきの家など全国各地を転々。預けられた先々では、日常的に暴力を受け、非行なども繰り返した。

 十四歳で親元に戻ったが、三年間でわずか一年ほどしか通学しなかった中学校を卒業後、小学生のころからの夢だった歌手を目指して上京。クラブ歌手などで芸を磨いた。

 「何も手を差し伸べてくれなかった世の中を見返したい」という思いだったが、頑張り過ぎて疲れがたまり、宇都宮に戻った。宇都宮では、フリーのボーカルとしてバンドグループなどに加わり、音楽活動を続けてきた。

 二〇一六年、「世間を見返したい」との思いから「暴力をなくしたい」と気持ちを切り替え、バンドグループと初めての児童虐待防止イベントを開いた。

 作詞・作曲も手掛け、自身の体験や暴力追放への思いを託した「絶望の果ての希望」「あの日」などの作品を楽曲した。

 バンドグループとは別に、娘の小学校四年生Mire(ミレ)さん(10)とデュオ「TOMOYA&Mire」を組み、高齢者施設や自治会の集会などを通じて、児童虐待防止を訴える音楽活動も行っている。

 今回、三回目となるイベントは午後五時まで。トモヤさんの音楽仲間のライブや、トークショーなどがある。児童相談所への電話相談ダイヤル「189」への通報を呼び掛け、会場では、児童虐待防止の活動資金に充てるため、募金箱も設置する。入場無料。

 

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