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【栃木】

免疫機能向上や美肌効果 ハトムギの力 科学で解く

試験に期待する大久保市長(中)とヘルスケアシステムズの担当者(右)ら=小山市役所で

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 全国有数のハトムギの産地・小山市と新小山市民病院は、名古屋大発のベンチャー企業「ヘルスケアシステムズ」(名古屋市)と共同で、ハトムギが持つとされる免疫力を高める機能の実証試験を始めた。市民らにハトムギ茶を8週間飲み続けてもらい、健康保持の秘められた力を検証する。 (小川直人)

 ハトムギは免疫機能の向上や生活習慣病予防、美肌に効果があるとされる。実証試験で効能をより科学的に明らかにし、生産や消費の拡大に結び付ける狙い。

 健康状態をチェックする検査キットの研究開発などを手掛けるヘルスケアシステムズが、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)で取り組む事業の一環として、小山市に協力を呼び掛けた。

 実証試験の参加者は三百六人の応募者から絞り込まれた市民ら二十〜六十代の男女百二十人。市産のハトムギを原料にしたハトムギ茶のグループと麦茶のグループに分かれ、八月初旬までの八週間、毎日五百ミリリットルを飲み続けてもらう。

 両グループの参加者に対し、採血や採尿、診察を試験の前後に実施し、ハトムギの成分が免疫力を活性化させたり、悪玉コレステロールの値を下げたりする効能を調べる。SIPの取り組みの中で開発された装置や評価手法を用いる。

 十月に試験結果の中間報告をし、来年一月に最終報告会を開くという。

 市内では、減反対策の転作作物として一九九一年からハトムギが栽培されている。昨年は約七十二ヘクタールで二百二十トンを生産。面積当たりの収量が高く、生産量も市町村別で全国トップレベルにあるという。

 大久保寿夫市長は「ハトムギを使った料理の開発も進んでいる。良い結果を得て、さらに生産を拡大させたい」と期待している。

 

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