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【栃木】

ブロック塀緊急点検 小中66校で傾き・ひび 県立高など10校も

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 県教育委員会は二十二日、大阪北部地震を受けて県内の学校で実施していたブロック塀などの緊急点検の結果を発表した。小中学校で六十六校、高校など県立学校では十校で、塀に傾きやひびなどがあることが分かった。すぐに崩れるような緊急的対応が必要な塀はなかったが、県教委は引き続き、塀の建築基準法の適合状況を確認する。 (北浜修)

 県教委によると、緊急点検の対象は、市町立の小中学校五百十六校と、高校や特別支援学校などの県立学校七十六校の計五百九十二校。学校や市町の職員が十八〜二十一日、学校敷地内のブロック塀や石積み塀などを目視で点検した。

 その結果、小中学校百五十四校、県立学校四十八校で点検対象に該当するブロック塀などを確認。このうち小中学校六十六校、県立学校十校で、塀に傾きやひび、損傷などがあることが分かった。小中学校では、六十六校のうち足利市が二十校で最も多かった。宇都宮市は一校もなかった。

 県教委は、現時点ですぐに崩れるような緊急的対応が必要な塀はなかったと判断しているが、建築基準法に適合しているかどうかを確認する作業を進めている。適合しない箇所が判明した場合は、ロープによる安全確保や注意の呼びかけなどの措置を取る。

 緊急点検は、大阪北部地震で起きた小学校のブロック塀倒壊による児童死亡事故を受け、県教委が市町の教育委員会や県立学校に対して、実施するよう通知していた。

◆東小近くの市有地 前倒しで撤去開始 矢板市教委

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 矢板市教育委員会は二十二日、市立東小学校近くにある市有地のブロック塀の撤去工事を始めた=写真。通学路となっている歩道沿いにあり、敷地の土台部分を含めると高さが三メートル近くになるため危険と判断した。作業は数日で完了するという。県教委の通知による緊急点検を機に、通学路の安全も点検した。

 市有地は「とちぎフットボールセンター(仮称)」予定地で、市が二〇一五年に取得した。ブロック塀は外周の一部の長さ約三百メートル。昭和四十年代に設置されたとみられる。敷地の土台部分が高いところで約一・五メートルあり、その上に約一・二メートルのブロック塀が設置されている。

 フットボールセンターは民間が来年四月開所を目指して整備。このため、ブロック塀は市が秋にも撤去する予定だったが、前倒しした。 (小川直人)

 

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