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【栃木】

環境保全協定9月に締結へ 那珂川町の産廃処分場計画

県と那珂川町が結ぶ環境保全協定案が示された住民説明会=那珂川町で

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 県は、那珂川町で建設を計画している産業廃棄物の県営最終処分場「エコグリーンとちぎ」について、9月中にも同町と環境保全協定を結ぶ方針を示した。6月29日に同町馬頭総合福祉センターで開いた住民説明会で明らかにした。(北浜修)

 説明会には、福田富一知事や県の担当者、同町の福島泰夫町長、住民百十五人が参加した。

 県が説明した計画の概要や協定案によると、受け入れる産廃の放射能濃度の管理基準案は、国の基準(一キロあたり八〇〇〇ベクレル以下)より厳しい一キロあたり四〇〇〇ベクレル以下。

 原発事故で放出された放射性物質が一定濃度以上含まれ、環境相が指定した指定廃棄物(稲わら、堆肥など)や、原発稼働に伴い発生する高レベルの放射性廃棄物、原発事故による除染で生じた除染土は受け入れないことを明確にした。

 住民からは、放射能濃度が一定基準以下の産廃を受け入れる方針に「なぜ受け入れるのか」「安全なのか」などと質問が相次いだ。

 福田知事は「工場から出た焼却灰などには放射性物質は含まれる。一定レベル以下のものは受け入れざるを得ない」と応じた。放射能濃度の管理基準案が国よりも厳しいものであることなどを説明し、理解を求めた。

 県は協定案について、八月一日まで県民の意見を募った上で、九月中に協定を結ぶ日程を示した。

 処分場の建設は、県内にはない産廃最終処分場の確保と、懸案となっている同町北沢地区の不法投棄物の撤去が目的。

 県の計画によると、産廃は約四万八千平方メートルの敷地内に埋め立て、屋根と壁で覆うための施設を建て、飛散や粉じんなどの発生を抑える。埋め立ての容量は約六十万立方メートル。対象は県内の工場などから排出される燃え殻、汚泥、廃プラスチック類や、北沢地区に不法投棄された廃棄物の撤去物など。二〇二三年一月からの稼働を予定している。

 

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