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【栃木】

日本遺産 魅力発信し誘客へ 「那須野が原開拓」「大谷石文化」観光活用へ取り組み

設立総会であいさつする君島市長(左から2人目)=那須塩原市役所で

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 地域の文化財を一つのテーマでまとめて物語として発信する「日本遺産」に、那須塩原市など4市町の「明治貴族が描いた未来〜那須野が原開拓浪漫譚(たん)〜」、宇都宮市の「地下迷宮の秘密を探る旅〜大谷石文化が息づくまち宇都宮〜」が認定されて1カ月余り。地元では、認定を地域振興に結びつけようとする取り組みが始まっている。

◆多言語アプリ作製やガイド育成 那須塩原など4市町が推進協

 那須塩原、大田原、矢板、那須の四市町の日本遺産「那須野が原開拓」を地域活性化につなげる日本遺産活用推進協議会が設立された。那須塩原市役所で設立総会があり、会長に選ばれた同市の君島寛市長は「地域振興や観光振興につながるよう四市町が連携してさまざまな事業に取り組む」と表明した。

 総会では、情報発信のための多言語対応観光アプリやパンフレットの作製、ガイドの育成、講演会の開催などを盛り込んだ本年度事業計画のほか、事業費となる文化庁からの補助金約五千六百万円を計上した予算をそれぞれ承認した。

 協議会は、四市町の首長、文化財関連や観光・産業関連団体の代表でつくる。七月中に発足させる文化振興と観光振興の各ワーキンググループ会議で、実施事業を具体化させるという。

 「那須野が原開拓」は、荒野だった広大な扇状地「那須野が原」の開拓に尽くした貴族たちの足跡をたどる物語。かんがいを目的に開削された国重要文化財の「那須疏水(そすい)旧取水施設」など三十一の文化財で構成する。 (小川直人)

◆構成文化財巡るバスツアー開始 7〜9日と14〜17日

 那須塩原市観光局は、日本遺産「那須野が原開拓」の認定を記念するバスツアーを始めた。遺産を構成する市内の文化財を半日で巡る。

 午前便と午後便の二つのルートを設定。那須野が原のかんがいのために開削された那須疏水旧取水施設がある那須疏水公園や、陸軍大将・乃木希典(まれすけ)の別宅が残る乃木神社、西郷隆盛の弟・従道(つぐみち)を祭る西郷神社などを散策、見学する。

 ツアーは二日にすでに開催しており、残りは七〜九日、十四〜十七日の計七日間。一人当たりの料金は中学生以上二千円、三歳〜小学生千円。前日午後五時までに電話で申し込む。各便とも定員二十人。

 担当者は「地元の塩原温泉、板室温泉での宿泊と組み合わせて、ご利用いただければ」とPRしている。

 申し込みや問い合わせは同市観光局=電0287(46)5326=へ。 (高橋淳)

 

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