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【栃木】

<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>ブリッツェン復活V 苦境越え完璧レース

メイン集団をきっちりコントロールするブリッツェンの選手たち。その後も完璧なレース運びを見せて、5月31日以来となる優勝をつかみ取った=15日、福島県石川町で

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 自転車ロードレースの国内ツアー戦、Jプロツアー(JPT)の第十三戦「石川サイクルロードレース」が十五日、福島県石川町と浅川町にまたがる公道特設周回コースで開催された。

 六月二十四日に開催された全日本選手権で完敗を喫し、チームの立て直しが急務となっている宇都宮ブリッツェン。増田成幸、馬渡伸弥両選手をけがで欠いている状況を考慮し、今レースはシクロクロスチームで活躍する小坂光選手を急きょメンバー入りさせ、久しぶりに最大出走人数の八人でレースに臨んだ。

 レースは1周目終盤に八人の逃げ集団が形成される展開。ブリッツェンはあえてその逃げにメンバーを送り込まず、メイン集団を阿部嵩之、小坂、飯野智行、岡篤志の四選手でコントロールして逃げ集団とのタイム差を保ち、逃げ集団を吸収した終盤から力勝負を挑む作戦をとった。

 作戦通り残り2周となる6周目に逃げ集団を吸収したブリッツェンは、登り区間に向けて小野寺玲選手と鈴木譲選手がペースを上げて雨沢毅明選手を発射。雨沢選手は独走態勢に入り、その後方には同じく集団から飛び出した鈴木龍選手が続く展開となった。

 その後、集団からの追走の動きに反応した岡選手が雨沢選手と鈴木龍選手に合流し、先頭は一時ブリッツェンの三選手となるなど完璧なレース運びを見せ、最後は鈴木龍選手がゴールスプリントを制し、ブリッツェン移籍後初優勝を飾った。

 前半戦の疲労が蓄積し、一勝も挙げられなかった六月。そこから短期間で修正を図り、しっかりと立て直してみせた完璧なレース運び。

 苦境を乗り越えたことで、ブリッツェンは快進撃を見せた前半戦以上の強さを身につけたのは間違いないだろう。

 <レース概要> 17回目の開催となる、102.2キロのレース。厳しいアップダウンのコースと高温多湿な気候で、毎年サバイバルな展開になることが多い。

 

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