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【栃木】

日光に夜のにぎわいを 若手有志がビアガーデン

世界遺産日光山輪王寺の敷地に登場したビアガーデンで乾杯する人たち=日光市で

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 日光市に今夏、夜のにぎわいづくりを目指したビアガーデンが登場した。同市は全国的な観光地だが、夜間に営業している飲食店は少ない。「訪れた人々が旅の思い出を語れる場所をつくりたい」と若手有志が立ち上がり、新たな風を吹き込もうと奮闘している。

 六月中旬の週末、世界遺産日光山輪王寺の敷地に、テントや飲食店のキッチンカーが出現。小雨にもかかわらず、家族連れや外国人観光客らがビールで乾杯するなど思い思いに過ごした。

 代表を務めるのは、日光市出身の登山家佐々木理人さん(29)。佐々木さんは高校時代から登山にのめり込み、大学進学後は海外登山にも挑戦。知り合った世界各地の登山家とインターネットでつながる面白さを知り、登山活動の傍らウェブ制作の仕事を始めた。

 転機が訪れたのは二〇一五年九月。関東・東北豪雨で鬼怒川が氾濫し、日光市も大きな被害を受けた。「地元のためにできることを」と、翌年市内で山道を走るマウンテンランニング大会を開催した。

 参加者から「日光にも夜まで楽しめる場所があれば良いのに」と声が上がり、ビアガーデンを思いついた。海外で各国の登山家とビールを片手に仲を深めた体験がヒントになった。

 昨年末に運営委員会を始動。佐々木さんがホームページを作り、資金はクラウドファンディングで募った。六月十六、十七日のイベントには県内の飲食店が出店し、日光発のクラフトビールも販売。日が暮れると手作りのろうそくに明かりがともり、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。

 日光市の新たな魅力として期待が高まる中、佐々木さんは「今は開催だけで精いっぱい。日光らしさを生かしたイベントにして、もっと盛り上げていきたい」と語った。

 ビアガーデンは鬼怒川温泉など日光市の別の場所を含め九月まで毎月一回(二日間)開催し、東武鉄道とのコラボレーション企画も実施予定だ。

 

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