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【栃木】

事故抑止へ「環状交差点」 大田原市、信号のない五差路改良

環状交差点に改良される地点=大田原市で

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 大田原市は、同市狭原に信号のない「環状交差点」(ラウンドアバウト)を整備すると発表した。ドーナツ型の環状道路を全ての車が右回りで走行するため、右折車と直進車の衝突事故がなくなるなどのメリットがある。県内初となる二〇二〇年度の利用開始を目指す。 (小川直人)

 環状交差点は一四年の改正道交法施行に伴い各地で整備され、全国約七十カ所で導入されている。

 市は、市道南金丸狭原線と市道旧東野鉄道線が交わる信号のない変則五差路を改良する形で導入する。

 見通しは悪くないが、一時停止や安全確認を怠るなどして出合い頭の衝突事故が年に数回発生しており、市民らから改善を求める声があった。市は信号設置なども検討したが、事故抑止の効果が出ている先進事例を参考にして導入を決めた。

 環状交差点では、ドーナツ型の環状道路に徐行しながら進入後、右回りで走行し、進みたい方向の接続道路を左折して出る。進入時はすでに交差点内にいる車両が優先となる。

 右折車と直進車の事故がなくなるほか、通行する車両の速度が遅くなり、重大事故の抑制が期待できる。信号がないため待ち時間が発生せず、停電に左右されることもない。

 本年度は交差点周辺の用地を取得し、一九年度に着工、二〇年度の完成、利用開始を予定している。事業費は一億二千万円。交差点は直径三十六メートルで、このうち道路幅は五メートル。六方向から出入りできる。

 市道路建設課の担当者は「事故防止に効果が期待されるが、走行に慣れるまでは注意が必要となる。利用開始が近づけば、説明会などを開催して注意喚起したい」と話している。

 環状交差点は宇都宮市内でも導入の計画がある。

 

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