東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 栃木 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【栃木】

高齢者の日常を安心サポート 壬生町が「養成講座」

歩行器の扱い方について学ぶ受講者たち=壬生町で

写真

 高齢者の日常の困りごとに支援の手を差し伸べる「地域ささえあいサポーター」の養成講座が七月、壬生町で開かれた。町が初開催した全三回の講座で、五十〜七十代の男女約二十人が高齢者との接し方や介助などを学んだ。受講者はそれぞれの地域で、ごみ出しや病院の付き添いなどを手伝っていく。町は支援の輪の広がりに期待している。 (小川直人)

 初回は介護保険制度の現状や認知症、二回目は高齢者らとのコミュニケーション方法など、三回目は福祉用具の使い方や介助の基礎を学んだ。

 三回目は町保健福祉センターで、福祉用具プランナーの昆暁史さん(43)が、つえや歩行器、介護用ベッドなどの使い方を講義。誤用が転倒などの事故につながると警鐘を鳴らした。

 昆さんは「つえからカチャカチャと音が聞こえることがある。どこかが緩んでいて危ないので気付いてあげて」などとアドバイス。受講者は「つえの高さはどう決めればよいか」と質問していた。

 昆さんは「知識よりもコミュニケーションや想像力が大事だ。言葉だけでなく表情からも、何を求めているか感じ取るようにしてほしい」と指摘した。

 受講した細谷和孝さん(73)は「元気なうちはボランティアをしたい。介護を受ける側の感じ方なども学べて良かった」と振り返った。ほかの受講者も「近所に手助けを必要とする高齢者が住んでいる」「ヘルパーをしていたが、退職してボランティアをしたい」と参加の動機を話した。

 町健康福祉課の担当者は「受講者が有償ボランティアの担い手などとしてステップアップできるよう、より詳しい研修会や勉強会も企画していきたい」と説明した。養成講座は来年度以降も続けるという。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報