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【栃木】

<つなぐ 戦後73年>栃木文化会館で平和展  「原爆の図」複製画など展示

会場に展示された「原爆の図」の第2部「火」(原寸大複製)=栃木市で

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 原爆被害の実態を学び、平和の尊さを考える「とちぎ平和展」が十日、栃木市旭町の栃木文化会館展示室で始まった。画家丸木位里(いり)さん、俊(とし)さん(ともに故人)夫妻共同制作の「原爆の図」の原寸大複製画などが展示されている。市主催。十四日まで。

 「原爆の図」(全十五部)から原寸大展示したのは、第二部の「火」と第四部「虹」。ともに横幅は七・二メートルで鑑賞者を圧倒する迫力がある。「火」は「青白く強い光。爆発、圧迫感、熱風」を表現。「虹」は原爆が生んだ大粒の雨の後、暗黒の空に浮かんだ虹を表している。第六部「原子野」、第九部「焼津」は縮小複製画で展示している。

 また、やけどで苦しむ人々や原爆ドームなどの写真、絵画パネル約三十点に軍服や千人針など実物資料、陶製アイロンなど物資不足の戦時下で代用された品々も並ぶ。企画を担当した市総務課の手塚菜津子さんは「展示品を通じて戦争の悲惨さを感じてもらいたい」と来場を呼びかける。

 期間中の十二日は午前十時から同会館大会議室で「戦争体験を聞く会」が開かれる。語り部は、ソ連抑留を体験したさくら市の秋元武夫さん(94)、宇都宮空襲を体験した栃木市の梁島宏光さん(76)。ともに入場無料。

 問い合わせは市総務課=電0282(21)2342=へ。 (梅村武史)

 

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