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【栃木】

<つなぐ 戦後73年>戦争ない平和な毎日を 平成最後の終戦の日 遺族ら250人祈る

黙とうする遺族ら=宇都宮市で

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 終戦から七十三年を迎えた十五日、県戦没者追悼式が宇都宮市の県護国神社であった。厳しい暑さの下、遺族ら約二百五十人が参列。平成最後となる終戦の日に平和への誓いを新たにした。 (北浜修)

 式は、県合同慰霊祭執行委員会が主催。日本武道館(東京)で開かれた政府主催の全国戦没者追悼式を中継するラジオ放送に合わせて、参列者全員が黙とうした。

 同委員会の木村好文会長は「現在の平和が戦没者の尊い犠牲の上に成り立っていることを、子々孫々に伝えることはわれわれの責務と考える。世界の恒久平和を祈念する」と追悼の言葉を述べた。

 福田富一知事も参列し「再び悲しみを繰り返すことがないよう、県民が幸せに生活できる社会となるように一層努力してまいる」と誓った。

 終戦の一九四五(昭和二十)年、フィリピンで父親=当時(29)=が戦死したという鹿沼市の女性(75)は、「終戦の日になると悲しい。悲しみが癒えることはない。愚かな戦争が悔やまれる」と声を詰まらせた。

 父の遺骨を捜しにフィリピンへこれまで三回ほど行ったが、行方は分からないという。

 終戦してから七十三回目となる八月十五日は、平成最後の終戦の日でもある。女性は「ただ平和であればいい。お金や欲ではない。みんなが幸せに生き、平和であればいい。日本だけではなく、世界中が戦争のない平和な毎日を送ることができるように祈ります」と静かに語った。

 

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