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【栃木】

「支えた葛生の人々」に焦点 26日、佐野で田中正造シンポ

 足尾鉱毒事件を告発し、被害民救済に奔走した田中正造(一八四一〜一九一三年)。その活動を財政的に支援した佐野市葛生地区の石灰業者らに焦点を当てるシンポジウムが二十六日、同市葛生東一の市葛生地区公民館で開かれる。

 シンポ名は「田中正造の活動を支えた葛生の人々−石灰産業・栃木新聞・自由民権運動−」。実行委員会と「渡良瀬川研究会」(埼玉県久喜市)が主催する。

 正造は「栃木新聞」(現・下野新聞)の編集と経営の両面で苦労しながら政治家としての基盤を形成した。その新聞社を財政的に支えたとされるのが葛生の石灰業者だった斉藤清澄ら。彼らは正造とともに県内の自由民権運動の中心的役割を果たす「中節社」の組織化にも貢献している。

 正造シンポは今回で四十六回目だが、葛生地区開催は初。実行委員の坂原辰男さん(66)は「葛生人脈はあまり知られておらず、興味深い話がたくさん聞けます」と多くの参加を呼びかけている。

 県石灰工業協同組合理事長の駒形忠晴さん、早稲田大名誉教授の安在邦夫さんの講演、渡良瀬川研究会代表の菅井益郎さんらを交えたパネルディスカッションなどが予定されている。

 午前十時から。資料代千円。予約不要。問い合わせは坂原さん=電090(2636)8233=へ。 (梅村武史)

 

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