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【栃木】

那須高原の風景美 写真と俳句で切りとる 仲川さん初の個展

展示作について説明する仲川浩庸さん=那須塩原市で

写真

 仕事を引退してから那須高原の自然などをデジタルカメラで撮り続けてきた那須町の仲川浩庸(ひろのぶ)さん(78)が、那須塩原市本町のJR黒磯駅近くのギャラリー「カワッタ家」で初の個展を開いている。入場無料で、三十一日まで。写真と俳句を組み合わせたり、大きなテント用の布地に印刷したりと、展示に工夫を凝らしている。(小川直人)

 朝凪(あさなぎ)や 田ごとに映す 那須五岳−。田植えを待つ田んぼの水面に那須連山が写り込む写真に自らの俳句を添えた。このほか、俳句の先生らの作品も写真に組み合わせた。「自分ならこう詠むと考えながら見てもらえば楽しいはず」と俳句とのコラボを思い付いた。

 那須町の観光施設の支配人を務めていたが、体調を崩して六十一歳で退職。健康回復も期してコンパクトデジカメを買って撮影を始めた。それまでは仕事が忙しく観光地もあまり歩いてこなかった。「写真を撮り歩き発見の連続だった」

 俳句も始めた。「風景から感動を切り取る作業は写真と同じ。俳句を始めてから、漠然と全体を写していた写真が変わった」と話す。写真はインターネットのブログに載せ発信する。パソコンも退職後に使えるようになったという。

 展示は十年以上撮りためた中から選定した百八点。那須高原の写真を中心に故郷の会津地方の大内宿なども選んだ。

 個展に合わせ、何枚かを大きく引き伸ばすことにして知人の看板業者に相談。丈夫なテント地に印刷することになり、幅百センチ、縦六十センチの特大写真十五枚も展示している。個展が終われば、地元の観光施設に貸し出したいと考えている。

 写真には撮影場所と日時も記した。気に入った場所に足を運んでもらいたいという思いが込められている。写真と俳句に取り組み健康も取り戻した仲川さんはこう呼び掛ける。

 「撮りたいとなれば、どこへでも出掛けて行くから元気になった。俳句もお金がかからないからおすすめです」

 

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