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【栃木】

子供の自殺防止「一人で悩まないで」 相談先周知など対策強化

 二十七日から二十八日にかけ、県内で自殺とみられる高校生二人の死亡が相次いだ。夏休みが明けるころは子供の自殺が増える傾向にあり、防止策が課題となっている。県など各機関は「一人で悩まないで」「周囲の気付きが大切」と訴えるとともに、相談先を広く知らせたり電話窓口を土曜と日曜も開設したりして対策を強化している。 (北浜修、高橋淳)

 県内では、二十七日夜に小山市のJR東北線の踏切で二年の男子生徒が電車にはねられ死亡。二十八日朝には、足利市の渡良瀬川の川底で三年の男子生徒が見つかり、死亡が確認された。二人はいずれも始業式を直前に控えていた。

 国の自殺対策白書(二〇一五年版)では、十八歳以下の自殺者は九月一日が最も多いと分析されている。県障害福祉課によると、県内の未成年の自殺者は一七年に十四人いた。

 同課によると、今の時期は、長期休暇が明けて生活環境が変わり、大きなプレッシャーやストレスを感じるなど精神的動揺が生じやすいという。自殺防止には子供の変化を感じ、地域や家庭などで見守りを強化することが大切と指摘する。

 県は二十九日、ホームページに「待っています。あなたからのSOS」のメッセージとともに県内の相談機関一覧を掲載した。三十日には、宇都宮市の大型商業施設で啓発キャンペーンをする。

 宇都宮地方法務局は二十九日〜九月四日を「子どもの人権110番」の強化週間と掲げた。毎年六月末を強化週間としてきたが、今年はこの時期に移した。期間中は土日も電話相談を受け、平日は受付時間を延長する。さまざまな相談に人権擁護委員らが応じる。

 県は今年三月、「いのち支える県自殺対策計画」を策定した。「自殺の多くは防げる」「自殺を考えている人は何らかのサインを発していることが多い」という共通認識を県民が持つように呼びかけている。

◆宇都宮地方法務局「子どもの人権110番」

◆フリーダイヤル(0120)007110

9月4日まで 平日午前8時半〜午後7時

       土日午前10時〜午後5時

 

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