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【栃木】

栃木市が新斎場の建設地見直し 反対市民の声受け、市長判断

新斎場建設計画が見直されることになった南部清掃工場跡地。現在は建物が撤去され、立ち入りが禁止されている=栃木市で

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 栃木市は三十一日、岩舟町三谷(みや)地区の南部清掃工場跡地に建設が決定していた新斎場計画を見直すと発表した。土砂災害警戒区域に建設する不安や市中心地から遠いなどの市民の声を受けて判断したという。四候補地に絞った四年前の時点に戻して再検討する方針。

 大川秀子市長は「六十年、七十年と使っていく施設。立ち止まって検討する必要がある」と語った。見直しの理由として、防災や地理的な問題を指摘して見直しを求める陳情が今年六月以降に二件出ていること、市民との対話行事の場でも同様の声があったことなどを挙げた。四月の市長選で初当選した大川市長は「市長が代わったことで反対の声が出てきたと思う」とも語った。

 市の新斎場計画は、現行施設(同市平井町)の老朽化や、市町合併による人口増を背景に二〇一二年から検討され、一六年一月、南部清掃工場跡地に決定した経緯がある。周辺道路整備や調査費などで既に約八千五百万円を投入している。

 発表に先立ち市から説明を受けた市議からは「六年を費やして進めてきたのになぜ今見直しなのか」「市民からの賛成意見をどう考える」「計画を了承した議会を軽視している」など反発の声が出た。

 一四年九月時点で市が絞り込んだ四候補地は、南部清掃工場跡地のほか、皆川城内町の東北自動車道南部、現斎場と周辺の再整備、岩舟総合運動公園東側(岩舟町三谷地区)。岩舟総合運動公園は売却済みで事実上対象外だが、南部清掃工場跡地は候補地として残す。

 新施設は当初の計画より三年遅れの二四年度までに稼働させる方針。 (梅村武史)

 

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