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【栃木】

鹿沼で県総合防災訓練 100団体1400人参加

土砂で埋まった家屋から被災者を助け出す救助隊員=鹿沼市で

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 県と鹿沼市共催の総合防災訓練が二日、同市の粟野総合運動公園であり、百団体計千四百人が参加した。県中央部を震源とするマグニチュード(M)7・3の地震により市内で震度7を観測、土砂崩れや家屋が倒壊したとの想定で、救援救護や応急復旧などさまざまな訓練を展開。地域住民ら約三千六百人が見守った。 (小川直人)

 訓練は緊急地震速報の後、身を守る行動を取るシェイクアウト訓練でスタート。会場を訪れた住民らも姿勢を低くして頭部を守るなどした。

 中山間地域の同市の特性を考慮して、土砂崩れによる倒壊家屋から被災者を助ける土砂災害対応訓練を初めて実施。県警や陸上自衛隊の救助隊員が、倒壊家屋の内部の様子やけが人の状態などを伝達し合いながら、土砂で埋まった家屋を模した建物から被災者を助け出した。

 要支援者避難誘導訓練では、英語や中国語、ベトナム語といった多言語と手話や筆談も使って避難者の状況を把握し、避難所に誘導した。

 線路上で緊急停止した鉄道車両にJR職員がはしごを掛けて乗客を避難誘導する訓練や、消防団員が土のうを作り、手渡しして積み上げる訓練もあった。

 終了後、訓練本部長を務めた佐藤信市長は「迅速な対応に心強さを感じた。市民の防災意識の高揚と訓練の積み重ねが大切だ」と講評。福田富一知事は「全国的に大規模災害が頻発している。訓練した日ごろの備えで、自助、公助がかみ合えば被害は抑えられる」などと訓示した。

 

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